・人と接するのが怖い(対人恐怖)・何度もガス栓や戸締りを確認する(確認恐怖)・心臓やお腹の張りがいつも気になる(普通神経症)・手を何度も洗ってしまう(潔癖症)・人の思惑がいつも気になる(関係念慮)・予期不安が強く中々行動出来ない(着手恐怖)等など、これらは神経質症のほんの一部です。

皆さん多かれ少なかれこのような経験はお持ちだと思いますが、神経質症の場合自分の症状のために生活に支障が出るまでになっています。

症状の為に会社を退職したり、鬱病になったり、家族との関係が悪くなったりするなど副次的な影響も多く発生します。

森田療法では、この不安や恐怖等は当たり前の感情として受け入れ、症状を取り除くことを目的とせず、うまく付き合う事を目的とします。言わば人生のパートナーといった感じです。

また、多くの精神療法と違い、森田療法では退職や入院をする必要がなく、必要に応じて本来の行動を行っていき、生活の改善を図っていきます。そのため人生の空白期間はありません。

不安や恐怖はよりよく生きたいという本来の欲望の裏返しです。自らの欲望に目を向けて人生が躍動する感覚を一緒に掴んでみませんか。