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第460回愛媛集談会

第460回愛媛集談会の実施内容を発信致します。

参加者は、9名(男性7名、女性2名)

 

会はいつもの流れで、司会者が運営上の説明、代表幹事挨拶、自己紹介、体験交流、今日の感想で終わりました。

普段はこの中に、2月に1度のペースで「体験発表(又は森田理論学習)」という、自身の神経質に基づく悩みや立ち直り体験を発表(又は森田理論を学習)する場がありますので、次回加わると思います。

 

さて、最初のブログ発信なので、「自己紹介」と「体験交流」の内容についても説明します。

「自己紹介」は、

・氏名・年齢・職業・趣味・何故森田療法を知ったのか。・悩んでいる症状・1か月を振り返って良かったことや悪かったこと、嬉しかったこと。

の各項目が書かれた紙に従って、参加者に自己紹介を行います。

自身の神経症体験は「体験交流」の中で発表を行いますので、ここでは、参加者と打ち解ける(アイスブレイク)感じで自己紹介をしていきます。

「体験交流」は、自身の悩みをさらけ出し、共有してもらう場になります。ここでの発表はこの会以外には漏らさず、参加者全員が神経症に悩んだ方ばかりなので、安心して体験を発表できます。

共有してもらうことや先輩から意見をもらうことで、「一人で悩まなくていいんだ。」「みんな同じ悩みを持って生きているんだ。」と孤独感から解放された状態になりますし、前向きに生きれる感覚を掴めると思います。是非参加してみてください。

 

今回の集談会内容に戻ります。

毎回思うことですが、神経症に悩まれた方の言葉には滋味深く、心を打つ言葉がたくさん出てきます。

今回の体験交流の中では「強い人間になるのにルートがあるものではない。例…剣道をすれば強くなるとか。」という言葉が出てきました。(剣道をしている人ごめんなさい。)

私自身、ずっと柔道をやってきました。小学校5年生から社会人になった今でも行っています。(柔道歴20年)

確かに体を鍛えるということは、達成感や、心身の安定、爽快感に繋がります。しかし、ニュースを見れば、一流のスポーツマンでも大麻所持や窃盗で逮捕されたり、体罰など様々な事件を起こしています。人間的に素晴らしいと思えるスポーツマンもたくさんいますが、こういった事件を見聞きすると「スポーツをすると体は鍛えられるが心の部分が伴っていないな。」と思っていました。

森田正馬は、修養的態度を嫌い、物事の実際に当たることを進めました。とかく私たち神経質者は、完璧主義に陥り、少しでも失敗するとか不安があれば、行動する事をためらい、逃げてきたところが多々あると思います。そんな臆病な幼弱性を打破することが、神経質症が改善する道だと思いますが、修養的態度は物事の実際に当たることを疎外する原因になるのではないかと思います。

例を挙げれば、私は神経質症(対人恐怖)を治すために様々な修練を行ってきましたがその中に滝行がありました。

「精神を強くするためには滝行で精神を鍛えるしかない。」と思い、滝行を行いましたが結果は、余計にひどくなった経験があります。今思えば、対人恐怖があるためにその事実から目を背けて、逃げた行動が滝行だったのです。滝行で対人恐怖が治らないのは火を見るより明らかですよね。

対人恐怖を治すには、日常生活の必要に応じて対人接触を避けない。嫌々ながら、恐怖に感じながらでも行うことが大切になってきます。ここで、ポイントなのが、日常生活の必要に応じて行うということと、嫌々ながら、恐怖に感じながらという事になります。

「日常生活の必要に応じて行う。」というのは、物事の実際に当たる事に繋がりますが、対人接触を「神経症を治すため。」と考えてやると修養的態度となり、神経質の改善にはなりません。

また、「嫌々ながら、恐怖に感じながら」というのは、嫌な感じや恐怖を無くしてから行動するのではなく、その感情のまま行動をするということで、時間が経つにつれその感情が自然と流れてくる感覚がつかめると思います。そもそも、感情と理知は別物であり、嫌な感情や恐怖をいくら理知でコントロールしようとしても無理なのです。(感情の法則、思想の矛盾)

行動が感情を次第に和らげてくれると思います。

 

森田正馬は神経質の改善は「人間の再教育」と言われたそうです。

修養的態度に陥り、物事の実際を避けてきた私たち神経質者は、幼弱性の塊のようなものです。しかし、神経質の苦しみが考え方の誤りから起こり、生き方(行動)の誤りによって苦しみが強くなったのであれば、誤った考えを森田療法で正し、行動を正すことによってその苦しみから脱出できます。

そのキッカケとなる場が全国各地に会があるうちの愛媛集談会にあります。一人でも多くの方が神経質症の執らわれから抜け出し「生きるって素晴らしいな。」と思えるようになってもらいたいので、皆様のご参加を首を長くしてお待ちしています。